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業務委託先のPCが情報漏洩の入口に? ― IGEL OSで実現する、委託先端末のセキュリティ対策

11 分前
読了時間: 5分

業務委託先へのサイバー攻撃が、自社の情報漏洩につながる時代


企業のシステム開発や運用、コールセンター、事務処理など、さまざまな業務で外部企業への委託が広がっています。

しかし、業務委託の拡大とともに問題となっているのが、委託先の端末を経由したサイバー攻撃や情報漏洩です。

実際に2026年10月20日、NECはシステム開発・保守業務の委託先がサイバー攻撃を受け、顧客システムへの不正アクセスや情報漏洩が発生したことを公表しました。

攻撃者は窃取した正規アカウントの認証情報を悪用し、委託先の端末から顧客システムへ侵入。サーバー内のファイルの暗号化や、クラウドストレージに保存されていた情報の漏洩につながりました。

NECはこの事案を受け、自社が管理する端末を委託先に貸与するなどの対策を進めています。

この事例が示しているのは、自社のセキュリティ対策を強化するだけでは、企業全体の情報を守りきれないという現実です。

では、委託先のセキュリティを委託元企業が管理するには、どうすればよいのでしょうか。

その選択肢の一つが、IGEL OSを搭載した端末を業務委託先に配布する方法です。



委託先にIGEL OSを配布する3つのメリット


① 端末に業務データを残さない仕組み

一般的なWindows PCでは、業務で扱ったファイルが端末にダウンロードされたり、ローカルに保存されたりする可能性があります。

IGEL OSは、AVD、Windows 365、Citrix、Omnissa Horizonなどの仮想デスクトップ環境に接続して業務を行うことができます。

業務アプリケーションやデータを仮想デスクトップ側に集約し、端末への保存を制限することで、委託先に重要な業務データを持たせない運用が可能です。

さらに、USBメモリ、クリップボード、ドライブ転送、印刷などを必要に応じて制御することで、情報の持ち出し経路を減らせます。

端末の紛失や盗難、委託先の変更時にも、ローカルに業務データを残さない設計がリスク低減につながります。


② 委託先端末を自社の管理下に置ける

委託先が所有するPCを使用する場合、OSの更新状況やセキュリティ設定を委託元から把握・統制することは容易ではありません。

IGEL OSでは、端末管理ツール「Universal Management Suite(UMS)」を利用することで、委託元が端末を一元管理できます。

例えば、次のような運用が可能です。

  • 委託先ごとに接続先や利用可能なアプリを設定

  • USBデバイスや端末機能の利用を制限

  • OSやアプリケーションの更新を管理

  • 遠隔から設定変更やトラブルシューティングを実施

また、IGEL Cloud Gateway(ICG)を活用すれば、社外ネットワークに設置された端末も安全な管理経路を通じて管理できます。

つまり、業務を外部に委託しても、端末の管理・統制は自社で維持できるのです。


③ マルウェアの侵入・感染リスクを低減

IGEL OSは、業務端末としての利用を想定したLinuxベースのOSであり、読み取り専用の仕組みを採用しています。

一般的なWindows PCのように、多種多様なローカルアプリケーションを自由にインストールして利用するのではなく、業務に必要なアプリケーションを限定して提供できます。

これにより、不要なソフトウェアの実行やシステムの不正な変更を抑え、端末の攻撃対象領域を小さくできます。

もちろん、IGEL OSであってもすべてのサイバー攻撃を防げるわけではありません。

しかし、端末で実行できる機能を必要最小限に絞り、適切な更新と設定管理を行うことで、セキュリティリスクの低減が期待できます。



委託先にはIGEL OS、業務環境は自社側に


例えば、以下のような構成が考えられます。


業務委託先

IGEL OS搭載端末(委託元企業から貸与)

↓

セキュアなアクセス経路

多要素認証・ゼロトラストアクセス制御

↓

委託元企業の業務環境

AVD / Windows 365 / Citrix / Horizon / 社内PCへのリモート接続


この構成では、委託先の従業員は手元のIGEL OS端末から業務環境に接続し、アプリケーションやデータは原則として接続先で扱います。

さらに、UMSによる端末管理と、認証基盤によるアクセス制御を組み合わせることで、委託元企業が端末設定と業務システムへのアクセスを統制できます。

ただし、認証情報の窃取や正規アカウントの悪用を防ぐには、IGEL OSに加えて、多要素認証やアクセス権限の最小化、接続先の監視なども重要です。



セキュリティ強化だけでなく、運用負担の軽減にも


IGEL OSを業務委託先に配布するメリットは、セキュリティだけではありません。

委託先ごとに異なるWindows PCを管理する代わりに、統一したIGEL OS環境を提供することで、端末の設定や更新を標準化できます。

また、既存の対応PCをIGEL OS端末として再利用することもできるため、端末の調達コストを抑えられる可能性があります。

委託契約の終了時には、業務システム側のアカウントやアクセス権を停止し、必要に応じて端末設定を変更することで、利用者の入れ替えにも柔軟に対応できます。



まとめ:業務は委託しても、セキュリティ統制は委託しない


業務委託先へのサイバー攻撃は、委託先だけでなく、委託元企業やその顧客にも影響を及ぼす可能性があります。

従来のように、委託先が所有するPCのセキュリティ対策を委託先任せにするのではなく、委託元が管理する安全な端末を提供するという考え方が重要になっています。

IGEL OSは、データのローカル保存を抑えた業務環境、端末の一元管理、必要最小限のアプリケーション利用を組み合わせることで、業務委託先の端末セキュリティを強化する選択肢となります。

「業務は委託する。しかし、端末と情報へのアクセスは自社でコントロールする。」

その実現に向けて、IGEL OSの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

株式会社Welfeedでは、IGEL OSを活用した業務委託先端末のセキュリティ対策や、AVD・Windows 365などと組み合わせた業務環境の構築をご支援しております。

委託先の端末管理や情報漏洩対策について、お気軽にご相談ください。

 
 
 

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